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チームのイメージ

昨日は、お休みしたブログ更新。中体連制覇しか残された道はないということで今日から、気持ちを切り替えて復活します。

高崎健康福祉大学高崎高校、通称 健大高崎、言わずと知れた『機動破壊』にて一躍強豪校にのし上がった。

自分は、健大高崎の本当の強さは、走塁のイメージの裏に隠された、打撃力であると思う。

ただ、走るというチームイメージは、相手にとって凄い脅威である。
実際に盗塁というプレーがなくても、

塁に出したら走られる というイメージ
 バッテリー
  無駄な四死球は避けたい ⇒ 甘い球を投げてしまう ⇒ 痛打される
 野手
  処理を急がないとという焦り ⇒ エラーにつながる

塁に出した場合 仮に走らなくても
 バッテリー
  盗塁を警戒 ⇒ 投球に集中できず ⇒ ピンチの拡大
 野手
  盗塁を意識した守備位置 ⇒ ヒットゾーンの拡大

イメージだけで、試合のながれをグッと引き寄せている。

彼らは、実際に出塁したら盗塁をするわけではない。
決して、ギャンブルスタートを切るわけでもない。冷静に、相手へのプレッシャーを与え、完全なスキを見つけて走る。

育英館みたいに、スタートも切れていないのに、サインだからということで走るような自殺行為はしない。自分は怒られるてもチームのほうが大事だから。

盗塁しないときには、思い切りリードを取り相手にプレッシャーを与える。スタートを切らないから、戻れればいいのだから。

逆に盗塁するときは、自分が確実に戻れる位置までリードを戻し、相手へのプレッシャーを緩め、完璧なスタートを切る。

盗塁は、ほぼスタートで決まる。リードが大きくても小さくても、その差はいいとこ1メートルもないだろう。しかも、リードが大きいと相手ピッチャーは牽制を入れてくる。ならば、リードを少し狭めて、確実にスタートが切れるところのほうが成功率は高くなる。

彼らは、この自分の間を、練習試合での失敗から学んでいるそうだ。失敗は成功の糧であるということ。ここは、必ず見習ってほしい。

さらに、彼らの本当の凄さは、走塁以上に思い切りのよいバッティング。
冬の間、しっかりと振り込んできたスイングスピードは圧巻だ。

もともと、打撃のチームを目指し、打撃を活かすために鍛えた走塁。
チャンスが来ないならば、作ればいいのである。

中体連、突破のために、育英館の長所を最大限に生かす方法は、この『機動破壊』しかないと思う。なぜなら、足は遅くないが走塁が下手だからアウトになっている。一斉に、盗塁で走る距離を走っても大きな差は出ない。スタートが良ければ、下克上も可能である距離だから。

伸びしろというか、平均以下を平均までもっていくことのほうが、平均以上のものをさらに上のレベルに持っていくよりはるかに効率がいいからである。

地味ではあるが、真剣に走塁、スタートのみを徹底するだけで大きく変わってくると思う。アウトだったセーフだったではなく、確実にセーフになるスタートの練習がチーム力アップの一番に近道だ。

ただやるのではなく、確実性を追求する。そういう練習をしないとまた負ける。

あとは、これからの練習試合から『走る』イメージが作れれば必ず武器になる。

イメージを纏え!育英館!



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