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トーナメント

トーナメントは、戦い方が難しい。しかも、投手に投球制限がある中学野球は尚更だ。

熊本の秀岳館、春夏連続のベスト4、立派な成績である。しかし、彼らのプレーを間近で見たことがある私には少し寂しい結果だった。

正直、私は春も夏も、決勝進出を疑わなかった。ただ、彼らの掲げた全国制覇の思いが強すぎ、目の前にある準決勝よりも先を見てしまった気がする。

春夏の準決勝、ともに自分たちのペースになることなく敗退。名将と呼ばれる鍛治舎監督でさえ、采配に焦りのようなものを感じた。

夏の初回、ありえない盗塁失敗。気持ちが入っていないプレーだったと私は思った。先制して流れを掴むために失敗できない場面、回りこむこともなくみすみすアウトになった。抜いたプレー、私は大嫌いだ。自分だけならまだしも、チームにも迷惑がかかる。この時負けるかなと私は思った。結局のところ、ノーアウト3塁が無得点とありえない結果になり、自分たちでつまづいた。やはり試合は、後手後手に回った結果、1点及ばず敗退。この一年彼らの頑張りを応援しただけに残念であった。

話をトーナメントに戻す。トーナメント、負けることが許されない。投球制限があるため、ダブルヘッダーになった場合の戦い方が難しくなる。

さらに、ダブルヘッダーになった場合は、2つ勝たないといけないから、2勝する戦い方をするのか、1勝を積み重ねるのか指揮官の頭を惑わす。

ただ、選手は、ひとつひとつを大事に戦うこれだけを考えれば何の問題も無い。

今年の育英館、守備のチームで失点が少ない。失点が少ないということは、負ける確率が少ない。投手陣も、絶対的なエースはいないが、4.5人の計算の出来る投手がいるので継投なり、完投なり場合に応じた対応が可能である。攻撃に関しては、まだ、発展途上中であるがチャンスに一本が出る打線である。

チーム自体が、トーナメントに向いたチームに仕上げられている。だからこそ、自分たちの野球を、一戦一戦しっかりとやれば結果は付いてくる。

ただ、注意すべきは、次の試合は考えず、勝たないといけないという気持ちを入れすぎないこと。仲間がいることを忘れない。仲間がいる以上は、どんなプレーでも抜かない!これが大事。

一生懸命なチームには目に見えない力が働く。そんなプレーを期待する。

鴨池市民が育英館劇場となることを期待する。

キバレ、常昇軍団、育英館!



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