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ここぞという時に

高校野球、野球の理解を深めるのに格好の教材である。

栃木 作新学院高校。

ほとんどバントをしない、超攻撃的なチーム。
小針監督、1度だけお会いしたことがあるが、残念ながらその時はまだ選手、気持ちのいい挨拶をしてくれた。

昨日の準々決勝の木更津総合高校との一戦、3-1とリードした7回、2アウトランナー1塁2塁の場面の守備が明確を分けた。

このピンチの場面で、守備側のタイムを取った作新学院、相手の勢いを断ち切るべく、自分たちを落ち着かせた。

プレー再開後、ピッチャーとセカンドの阿吽の呼吸があった。ノーサインでベースカバーに入ったセカンドに牽制、見事タッチアウトでピンチをしのいだ。

結果的には、このピンチを2点差で耐えたことで、次のイニングのピンチでも、相手の焦りを誘い、勝利につなげた。

落ち着きを取り戻すことは非常に大事である。ピンチの場面ではどうしても視野が狭くなりがちであるから。

こんな時、タイムを取って、全く関係ない話をしてみるのも面白い。一旦気持ちを他のことに向けることで、見えてないものが見えてくるからである。

作新学院のピッチャーは、ピンチの場面でバッターを抑えることで精一杯の状況だった。

しかも、彼は、その前の自信を持って投げた球がボールと判定され天を仰いでいたのだ。

この状況を見過ごさずタイムを掛けたことで落ち着きを取り戻し、視野を広げた。

何かいつもと違うと感じたら、声をかけたり、タイムを取ったりしてコミュニケーションを取れるそんなチームは強い。

ベンチの監督が気付きにくいことでも、グランドレベルの選手ならではの気付きもあるからだ。

県大会に向けて、チームに、仲間に目を向ける落ち着き、大事な要素ではないだろうか?

キバレ、常昇軍団 育英館!



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