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試合に勝つために①
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試合に勝つために①
2016年07月21日
県大会前にあれこれ書いてもどうかと思い、試合に勝つために必要な要素を書いていこうと思います。
野球というスポーツには「流れ」というものが存在する。あっちに、こっちにフラフラと向きを変える。掴んだ「流れ」を離さない、これこそが勝利の条件である。
「流れ」に乗れない選手は試合の中で結果を出せないことが多い。試合を注視し、仲間に声援を送ることで試合の流れを掴むことができる。野球選手として「流れを掴むこと」は大切な要素なのだ。つまりは、「試合に入り込む」ことが求められているのだ。以前、ブログにも書いたが、「何かあるのではないか」と思って試合を見ること。これができれば、「試合に入り込む」ことができる。すると、必ず、いろんなチャンスが見えてくるし、リスクを軽減できるのだ。
このことは、何も試合に出ている選手だけに特化したことではない。
春夏連覇を成し遂げた、松坂大輔投手のいた横浜高校を延長17回まで苦しめたのはPL学園のランナーコーチの観察眼からだ。
超高校級と称された松坂投手のスライダー、捕手の構えに弱点があったのだ。あまりに鋭いスライダー、曲がりすぎて後逸しないように膝をついて構えていたのだ。これに気付いたランナーコーチから声によるサインが送られることで松坂投手からヒット積み重ねた。
まさに、ランナーコーチが「流れ」を引き寄せた。
次に、そのサインが見破られていることに気付いたのは、横浜高校のベンチの選手。その指摘により、バッテリーは落ち着きを取り戻し、逆に「流れ」を手繰り寄せたのだ。
この試合のレベルは相当に高かった。試合に出ている選手だけでなくベンチ入りしている選手全員が、試合に「入り込み」、「流れ」を奪い合ったのだ。まさに、死闘であり、語り続けられる名勝負となった。
県大会、全員が試合に「入り込み」、「流れ」を掴み、乗って、離さない。そういう試合を期待する。一試合一試合、気持ちを切らすことなく、集中して戦うことで前途は開ける。
最後は、根拠のある自信。
君たちは、
どこよりも敗戦の悔しさを知っている。
どこよりも厳しく、辛く、激しい練習に耐えてきた。
どこよりも固い絆で結ばれた、仲間、指導者、保護者がいる。
これだけは、決して揺るぐことない事実であり、これこそが自信だと思う。
先日の、最後の練習試合の最後の攻撃のベンチの雰囲気、あの状態で試合できれば敵はいないはず。
きばれ!育英館
#横浜高校
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