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道具大事にしていますか?

エラーした時、やたらグラブを叩いたり、グラブを見つめる選手がいる。

心配しなくてもグラブのせいではないよ、と言いたくなる時がある。

練習は、道具と自分を同化させるためのものでもある。自分の最大限のパフォーマンスを支えてくれる道具を見出し、育てていく。

グラブであれば、しっかりと型をつけて馴染ませる。子供を風呂に入れるかのごとく汚れを磨き、食事を与えるかのごとく保革油を塗る。

本来、道具とは自分自身のパートナーであり、子供のようにナイーブなものである。

だからこそ、感謝し大切にしなければならない。そんな存在である。

補欠になった先輩が、レギュラーになった後輩に夢を託しグラブを渡すシーンがテレビで放映されるのはそんな理由からだと自分は思う。

使い慣れた、手に馴染んだは大切な要素である。

甲子園を見ていると、何故か、注目校の特に投手の手には真新しいグラブが多い。

自分の晴れ舞台のために新調したのかもしれないが、実際は、野球メーカーが宣伝の為に支給するというケースが多いのが事実である。

センバツ甲子園、1回戦屈指の好カードといわれた試合、9回2アウトからのピッチャーゴロをまさかのエラーで勝ち試合が一転した。

実は布石となるプレーがあっていた。この日、ピッチャーゴロをファンブルするのが実は2度目であった。

しかも、2度とも取って送球に至る過程でのファンブル。グラブがしっくりきていない、自分はそう感じた。

もし、今まで大切に使ってきたグラブを使っていたらどうだったのだろう?
そう考えると、悔やんでも悔やみきれないのかもしれない。

甲子園の名将が言っている。
『試合とは練習を映す鏡のようなもの。一生懸命練習したやつには結果が出、適当にやっていたやつは必ず適当なプレーでチームに迷惑をかける。』と

エラーは、自分自身の所為である。

道具とは自分自身のパートナー、大切にするからこそ守ってくれる。そんなものではないか。

道具を大切に!感謝を忘れるな 育英館!



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