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プレーの意義
2017年03月16日
例えば内野ゴロ、しっかりと捕球ししっかりと送球することが基本である。小学生でも高学年になればしっかりと出来て当然である。
しかしながら、求められているのは、綺麗な型ではなくアウトという結果である。少しでも早く捕球し、素早く送球しアウトする。
多少捕球体勢が悪くても、多少送球が逸れてもアウトにすることが守備の本来の目的である。
例えば外野と内野の間にポテンと落ちそうなフライ、これって取ることこそが守備の醍醐味である。
内野も外野も、取れるかもしれない打球を最初から取ろうとしていない。ポテンと落ちて頭を越されないようにしようと頭をよぎるのだろう。
だいたい、ふわっと上がった打球、頭を越してもいいとこツーベース、カバーもいるから大けがなんてしない。むしろ、簡単にヒットにすることでバッターランナーが2塁を陥れるリスクがたかまる。それより、取れるか取れないかのチャレンジをしてヒットにした方がよっぽどいい。
アウトにするための意識と集中力があれば、一歩目のスタートが切れる。
無難にこなせばいいと思えば、挑戦をしようとしないから一歩目が出ない。
アウトにする気がなければ守備につく意味がない。
バッティングにしても同じ。状況理解、点差、流れが理解できていないから、簡単に打ち上げる。集中した走塁ができていない。
ピッチングにしても、打順を考えたり、アウトカウントを考えないから不要なボールが増えリズムすら悪くする。
年明け後の練習試合、打ち勝った、守り勝ったという試合はない。結果的に、相手が勝手に崩れて勝ったという試合は多い。
結果的に勝ってはいる。しかし、ミスがない相手には勝っていないし、勝ちきれていない。
野球はリスク管理のスポーツと何度も書いている。
想定しうる状況を確認し、最善の策を講じる。
状況理解することこそが一番大事である。状況理解できれば、やるべきこと、求められていることがわかる。それを実行するといいのだから。
プレーというのは、その意義と、求められている結果を理解して行うものである。野球脳という言葉をよく耳にするが、まさにこのことである。
何事においても、考えるということは成長への一歩。理解するということは、成長の証である。
考えろ! 野球をマネジメント出来る集団に 育英館!
#高学年
#醍醐味
#状況理解
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