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全力疾走!!
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全力疾走!!
2016年09月04日
台湾で開催されている、U-18アジア選手権での一コマ。
日本対韓国戦、4回表の日本の攻撃、1点を追う2死一・二塁の場面である。
5番林中選手の当たりは、ボテボテのショートゴロ、万事休すと思われた。がしかし、バッターの林中選手はもうダッシュで一塁へ。これを見て焦ったのか、ショートからの送球はファーストのはるか上を越える悪送球となり同点。
さらに、動揺を隠せなかった、韓国投手の投球が乱れパスボールで同点に、さらにタイムリーで3点目が入り3-1に。その後、追加点を奪うことはなく逃げ切った。
この大会の日本の走塁は妥協がない。次の塁を狙う姿勢、一塁への駆け抜けなど目を見張る。中国戦でホームランを打った九鬼選手は、全力疾走をしていたのでスタンドインを確認した時はすでに1塁ベースを回っていた。他にも相手の守備位置を確認しているからこそ、外野の前の当たりでツーベースにしたり好走塁が目立つ。
チームとして、日本代表として「どこの国よりも、出来ることはしっかりやる、日本らしいプレーをしよう」と声を掛け合ったそうだ。この考えは、チームに浸透しているからこそしっかりと自分たちの野球が出来ている。
国際大会は、データ収集が徹底されており、日本のこの積極走塁は必ずデータに残っており、対策がされている。だからこそ、焦りが生じて韓国戦のエラーを誘いこんだ。自分はそう思う。
全力疾走、野球を始めたばかりの子供ならできているプレーである。野球の基本中の基本である。
しかしながら、野球の技術が向上してくるとこの初心を忘れがちになるのではないか?
たまには、野球を始めたころの自分を振り返り、気持ちをリフレッシュするのもいいと思う。当時できていた基本、他にもたくさんあるかもしれないから。
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