1. HOME >
  2. ブログ >
  3. 県大会最終日 涙

ブログ

県大会最終日 涙

この大会、ヒロトを九州大会に、もう一度グランドにでという思いで、最高の結束で快進撃を続けてきた育英館、準決勝で枕崎中学校の前に屈した。

まさに、完敗。最後の最後、どうしても若いチームであるゆえに、自分たちの野球が出来なかった。

負け試合、すべてが反省。いままで、勝ちという結果で目立つことのなかったミスや状況を把握できないプレーが出てしまった。

勝ち試合こそ、反省すべきとはよく言ったものである。

大会を通じて、監督がワンアウト3塁という形を作り続けた意味が理解できていただろうか。

ランナーを3塁におくことでかかる相手へのプレッシャーもさることながら、一番はやはり、内野ゴロでも得点の可能性が高くなるからだ。

にもかかわらず、何度も見てきた1アウトランナー3塁という光景、そして、何度も何度も繰り返されたフライアウトで得点できないことの繰り返し。

大きなヒットなんていらないこの状況で、あたかもホームランを狙っているのかと思わざるおえない大ぶりのスイング。これでは得点が出来ない。
内野が前に来ているのだからしっかりゴロを転がすことが得点への近道である。

ここで、フライを上げてもらえれば守備側からすればこんなにラッキーなことはない。大会通じて繰り返されていたこの状況、今一度考え、今後に繋げてほしい。

0-3 点数が示してくれたのは、この状況を考えたプレーの差、相手は必死につなぐことに徹していたということだ。

3点の差、軟式野球では、簡単にひっくり返せる点数ではない。

この3点差を埋めるために、今後の練習に励んでほしい。

3年生は、中学校での公式戦はこれで終了であるが練習は続く。
高校に上がるまでに、状況を考えたプレーの意義を学び、3点差を埋めて進学してほしい。

残された下級生は、3点差どころではなく、また1からの出直し。
今までは、3年生がフォローしてくれていたことを自分たちでするしかない。
とことんやる。やるだけやってやりつくす。そんな野球をしてほしい。

試合が終わり、皆がそれぞれに涙していた。

涙は、その時の感情を流してくれるものだと自分は思う。

試合に負けた悔しさ。
最後の試合になってしまった悲しさ。
もっとできたのではないかという後悔。
やっと俺たちの時代だという嬉しさ。(冗談です)

涙を流すことは悪くない。

ただ、涙は今までの自分を反省し、自分を変える、新しい自分への挑戦のきっかけであるということを忘れないでほしい。

流した涙の理由はそれぞれだろう。

その涙が、君たちを成長させてくれることを期待する。

最後に3年生のみんなお疲れ様でした。ここまで、たった4人の3年生でこのチームを引っ張ってくれたことに感謝します。地区予選の予選リーグで敗退したチーム、まさかここまでって人もいるかもしれないが、君たちは努力でここまで来ました。後悔してないはずはないはずです。もっとできた、もっとできると思ったはず。でも、野球の神様は、ここでまた、君たちに試練を与えてくれた。

非情かつ残酷な試練だ。でも、君たちにとって、中学野球は一つの通過点に過ぎない。目標達成できなかった悔しさをバネに成長していってほしい。そして、本当の目標を見つけてゴールしなさいという神様の愛情かもしれない。

自分も神様に乗じて一言づつ厳しいことを

トクマサ
攻守にわたり育英館を引っ張った切り込み隊長。君の魅力はチーム一の俊足。その足をもっと活かせるような練習をしていってほしい。攻撃的走塁が出来る選手になって、スピードスターと呼ばれるようになってほしい。

カイト
おそらく、自分が見た中で一番バットを振っていた選手。決して器用な感じではないが練習に対するストイックさ、ヘッドスピードの速さはピカイチ。打席でも絞り球を決めて積極的に打って行ってほしい。

クンペイ
立派なエースに成長し快進撃を支えた。顔に似合わずクレバーな投球をする。ここ一番で感情を顔に出すのが玉に傷。苦しい時、困ったときには自分の一番のボールを投げ込め!人生と一緒、真っ向勝負ストレート。

キャプテン ヒロト
どん底から育英館を這い上がらせた漢。キャプテンとして扇の要としてチームを鼓舞し続けた。向学心が強くいろんな質問をしてきてくれた。ケガで出れなくても、腐らず、辛い顔を見せず頑張った。この大会のMVPだ。精神的支柱になることができる選手、ケガを直して頑張れ!

ありがとう、育英館。

今年はマジック11でお預け、来年に続く。



コメント
[1] 前野 政史 | 2016/07/30 16:29
大会最終日は悔しくも職場からの応援になってしまった。
携帯を肌身離さず、連絡がある度に祈っていました。

九州大会出場が1つ勝てば決定という試合で緊張でガチガチだったのだろうか?残念な結果となった。
相手チームのピッチャーが良かったから打てなかった等理由は見つければ出てくるだろう。このホームページ(ブログ)でも書いてあったように何かスキがあるのではないか、相手を攻略する方法があるのではないかなど観察したり、2ストライク追いこまれてもバットを短く持つなり各自が工夫をしただろうか?今後、今回の教訓を生かして頑張ってほしい。

3年生の部員および保護者の方には1年前に入学して右左も分からないままのところいろいろ教えていただき、ほんとにありがとうございました。

まだまだ、教えてもらうことはたくさんあるのでよろしくお願いします。

部員も新体制で動き始めました。
教えてもらいすぐに成果が目に見えてくるもの、地道に継続していって数ヵ月後に成果が目に見えてくるもがあります。すぐに結果を求めがちだが、私の経験上、夏場の基礎トレーニングは春先に結果が、冬場のトレーニングは夏のこの最後の大会前に出てきます。素直な謙虚な気持ちで指導されたことをやってみて出来なかったら聞いてまた、やってみる。この繰り返しです。

頑張っていきましょう!
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):