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私立の意義

アスリートによる、犯罪が増えつつある昨今、スポーツ選手の、心の育成の必要性が求められつつある中、

高校野球佐賀県大会、ベスト4に残った私学が、部員の喫煙による火災を理由に出場辞退した。

ふざけんなとしか言えない。

世間の私学に対する目と言えば、恵まれた環境の中で野球だけやっている、特待生を採っているから勝って当たり前など、残念ながら肯定的な意見が少ない。また、一つの私学が問題を起こすと、別の私学までもが同じようなことをやっているとか風評被害を被ることすらある。

実際には、グランドだって、公立高校と変わらないような私学も多く、恵まれているのはごく一部の私学だけであり、むしろ強豪とされる公立高校の方が立派なグランドを持つケースすら少なくない。
また、よく特待生、特待生と言われるが、実際には公立高校の無償化の影響で特待生と言っても、公立高校以上に授業料を払うケースも多い。(公立高校の授業料の無償化以降、年々私学の経営を圧迫している)

それでも、私立に行く意義とは。指導者を求め、同じ目標を持った選手と切磋琢磨し、心技体における成長を遂げるためではないのか?学校の名誉と自分たちのプライドを持って戦うからこそ周りの目標とされる、そんな存在でなくてはならないのではないか?

今回の事件、出来心とかでは済まされない。彼らは、法律をも犯し喫煙、ニオイを消すためという身勝手極まりない理由でつけた蚊取り線香から出火し、部室を焼いた。

野球はルールの上で成り立っている。社会もまた法律という秩序の上に成り立っている。その大事なことを守らなかったために、

大切な野球道具を無駄にした。
関係のない部員、指導者、保護者、学校関係者に迷惑をかけた。
周りの学校、対戦してきた学校やこれから対戦可能性がある学校、ファン、を裏切り、迷惑をかけたのだ。

ルールを守らないことは、自分だけならまだしも、必ずや周りへの迷惑の方が大きいということを覚えておいてほしい。

私学で野球をするということは、そういう責任とか覚悟を持って野球をすることなのだと思う。

君たちは、特に、中学から私学で体育コース、野球漬けの生活と勘違いされがちな環境の中で野球している。この誤解を理解に変えるために日々の生活を送っている。

厳しいことを言うと、常に君たちは、他の中学球児よりも厳しく、冷たい目で見られているということ。だからこそ、日々の挨拶などの習慣に厳格さと秩序を求められ、文武においても向上を求められるのだ。

鹿児島育英館中学校に入学し野球をするということは、そういう厳しいことであるのかもしれない。

ただ、日々の実践を結果という形、野球だけでなく、挨拶、整理整頓、チームワークなど他の中学校の見本となり、目標となることこそが周りに理解された証拠になる。

県大会を前に、思わぬ説教のようになってしまったが、今一度、野球以外の部分にも目を向け、成長している君たちの姿、雄姿を、鹿児島の皆様に見てもらおう!

キバレ!育英館!!

マジック14



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