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「基本」に隠された技術

野球というスポーツほど基本という言葉を聞くスポーツはないのではないだろうか?

打ち損じたとき、「基本のスイングを思い出せ」といわれ、
エラーをすれば基本に忠実になれと怒鳴られる。

本来、「基本」で片づけられている部分には大切なものが含まれており大雑把に対処できるものではない。

技術にはそれぞれ、なぜそうするのか、そうすることでどんな利点があるのかなどという答えが存在する。

守りで言うなら、まず、構える、打球を追う、捕球する、投げるという一連の基本があり、更にその一コマ一コマに基本という理想形が存在するのである。

理想ほど難しいものはありませんが、そうすべき理由がある以上、目標としなければなりません。

そこにはそれぞれの人の個性も含まれてきますから、自分なりの解釈ということも交える必要もあるでしょう。

ただ、体の使い方はどの選手もそう変わるものではないので、ある程度方向性は同じものになるはずです。

また、バッティングなどは逆に、その人の個性が強く表れ、これは絶対というものはない。最低限やってはいけないことはあるにしても、その選手の特徴をよく踏まえて考えていかなければなりません。

従って、選手も自分の弱点や欠点をよく把握した上で、練習に励まなければならないということになります。

バッティングに関しては、誰にでも通る基本というのは成立しないのです。

要するに、守備でもバッティングでも、無駄なく、なぜそうするのかをよく考えて身につけなければならないということ。

俗に言う「基本」には砕いて説明しなければならない事が詰められており、人それぞれに当てはまるかどうかも考えなければならない。だから、指導者は、選手に合わせた指導を行うのです。

また、練習を重ねることの重要性は誰しもが分かっているものの、今言ったように、ただ数をこなせばいいというわけではなく、間違った捉え方を実行し続けても無駄な労力となることもあります。

方法、意味をよく考え、毎日の鍛錬に励みましょう。

基本練習ほど、面白みに欠ける練習はない。ただ、基本練習ほど、スキルアップにつながる練習もない。



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