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反省の多い優勝!
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反省の多い優勝!
2017年06月05日
中体連前最後の冠大会 吹上飛龍旗、何とか優勝で終えることができた。
まずは、主催者並びにお世話いただいた吹上中及び伊集院中学校の関係者の方々に厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
で、内容というと…。
良かった点
負けずに勝ちきれたというところ。
この大事な時期に、負けられない戦いを経験したこと。
悪かった点
全体的に投手陣の調子が上がってきていない。
打線がいまだに湿っているところ。
次の塁を狙う姿勢ができていない。
1点に対する執着心がないこと。
自分の中で、いまだに中体連の予選突破を信じることができない。
別に厳しく言っているわけではない。野球を知っている人からすれば、育英館の野球はまだまだということだ。
スキが多いし、雑すぎる。結果でミスがカバーされているものの過程という部分に大いに問題がある。
中体連まで時間が限られたので今までは我慢してきたがズバリ指摘したい。
盗塁
スタートの練習をやり直さないと、盗塁成功できるスタートが切れている選手がいない。スタートの強化、バッターの空振り等の明らかなアシストが必要だと思う。
結果的に盗塁は成功しているが、普通のキャッチャーが普通のプレーをしたら決まらない。
ただし、走れないと勝てない。これは断言できる。
走塁の意識の徹底
一時は、機動破壊を目標に掲げたはず。
なのに機動破壊どころか、残念なプレーが多い。昨日もあったがツーアウトでランナーのスタートが切れてない。
はっきり言って小学生でもわかる野球の常識、これを何人もやっている。
余所のチームの保護者があれでも試合に出れるのかと笑っていた。事実です。
また、エンドランなのに次の塁しか狙っていない。2つ先を目指してプレーするのがエンドランなのに…
ケースバイケースを想定した走塁もやり直したほうがいいような気がする。
サインに対する理解
ランエンドヒットとヒットエンドラン、似ているようで違う。
どんな場面でどちらが出るかはチーム次第ではあるが、選手各自がちゃんと理解しているのか疑問のところも多々ある。わからないようであれば、曖昧であるならば、ちゃんと確認しておかないと大事なところで致命傷になりかねない。
昨日、試合中1アウト3塁、打者3ボール1ストライクの場面、自信がなさそうな打者に対してサインを確認するために監督がタイムを要求した。
内容は、聞いていないからわからないが、「エンドランだからしっかり当てろよ!ボールであれば4ボールになるけどランナーがアウトになるからな!」みたいなことだったのではないかと自分は考えた。自分がキャッチャーであれば、もしくは監督であれば、次のボールは外す。それくらいのタイミングで、何かありますよ的なタイムであったから。案の定、外されて決まらなかった。
もうこの時期だから、監督のサインの意味することくらいは分からないと厳しい。何人もサインをもう一回お願いしますという仕草をする。集中できていない証拠である。それと同時にサインが出てますよと相手に教えるようなものであるのを肝に銘じよう。
野球に流れから作戦の意図の理解
育英館、先頭打者が塁に出て、盗塁を決める。次の打者が送って1アウト3塁のケースをつくることが多々ある。がしかし、ここからが問題だ。
なぜ監督は、わざわざアウトを一つ相手にあげてまで3塁に進塁させたのかを理解できていない。
内野ゴロでも1点が取れるそんなケースをつくりたいからだ。
じゃあ、求められるバッティングは何であろうか?外野の頭を越えるホームラン?なのだろうか。
監督はリラックスして打てるように、このケースをつくっている。つまり最低限の内野ゴロを打てばいいのだ。
なのに、長打を狙って外野フライならともかく内野フライばかり。そもそも、内野は前進守備だから、早いゴロを打てば間を抜ける可能性が高い。なのにフライは全く意味がない。
自分の成績ではなく、流れから自分に求められていることが理解できなければ点は取れない。仮にたまたまホームランを狙って打てたとしても偶然としか言いようがない。
今回、大分厳しく指摘した。もう時間がないという焦りは自分にも当然ある。
ただ、野球をしかも私立という環境でできることを当たり前のことではないということ、選手を応援してくれている人がたくさん要ることを、選手を応援することの裏側には多くのことが犠牲になっていることを知ってもらいたいからだ。
中体連前、2年生の保護者の方々から手作りのお守りが送られた。
仕事や家事で忙しいなか、お母さんたちが選手たちのために作ってくれた。ありがたいお守りだ。
また、暑い中審判をしてくれるお父さんたちがいて、健康状態を気にしてくれるお母さんたちがいる。
そして、家庭を犠牲にして君たちを指導してくれる監督、コーチがいる。
広げていくならば、好きなこともできずに応援に来る兄弟・姉妹、監督コーチの家族の方々にも犠牲になってもらっているわけだ。
だからこそ、君たちは、野球という舞台で一生懸命さを、応援してくれる人に伝えてもらいたい。
皆が君たちに期待するのは結果ではない、見返りでもない。ただ、君たちの頑張りであり、君たちに課された唯一の義務であるのではないか。
去年、大切なキャプテンを九州大会に立たせるために一致団結し快進撃を見せた中体連まであと1週間。
去年の悔しさを今一度思い出して、勝ち続けるために、『感謝』という気持ちを前面に出してプレーしてほしい。
勝つために必要な、実力は問題ない。体力も問題ない。唯一、運を呼び込むためのしっかりとした野球ができていない。
しっかりとした野球は、選手たちの中に『感謝』の気持ちがあれば簡単にできるはず。
『感謝』の気持ちが、グランドで表現できた時、目標の舞台に立つことができる!
そんな気はしてる。
キバレ!常昇軍団 育英館!
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